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日常生活の中で出来事から、考えたこと、感じたことを適当に。 音楽やら、数学やら、食べ物の話やら、好きなことを好きなだけ気が済むままに。

博士の愛した数式
読み終わりました。

小説の中では、家政婦が博士と接していく中で数学や数式、整数、素数といったものにすこしずつ引かれていくところがおもしろかったです。
数学の証明の「美しい、美しくない」といった表現や、数に対する「潔い、興味深い」など。

中でも、家政婦が歯医者で博士を待っているときの
「ピュタゴラスの定理のように、あるいはオイラーの公式のように、毅然としていればいいのだ」
というところがおもしろい。
これを家政婦がいうからおもしろい。
数学では証明された公式が、未来永劫否定されることなく、さらにその上に様々な定理が重なっていくのが興味深いと思う。その証明された公式をさして「毅然」と言うのはいい表現だなぁと思いました。

因みにピュタゴラスの定理は、いわゆる「三平方の定理」
オイラーの公式は、なんとも神秘的な公式。円周率「π」、虚数「i」自然対数の低「e」と、自然数「1」、そして「0」を用いて次のようにあらわせる。
e^(πi)+1=0

う~~ん、神秘的。数学的にどんな意味があるかよくわからないけど、不思議。
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